ルイ・ヴィトンの1つブランド

高校生のお嬢さまは、ルーズソックスのゴムの辺りをごりごり掻きながら、ルイ・ヴィトンのバッグを自慢げにおともさせ、街を闊歩しております。途中、立ち寄ったクレープ屋さんで、イチゴとマンゴーにチョコレートソースがけを注文し、脱色で髪が痛みまくった三浦春馬似の店員に見えるように、バッグからルイ・ヴィトンの長財布を出しました。「(バッグと長財布、おそろ)」、と言いたいのです。バッグまではよくあること。友プリ仲間も何人かは持っています。でも財布まで揃えるホンカクハは、お嬢さまがみるところ珍しいのです。大人の女の人だってバッグはルイ・ヴィトンでも、財布はコーチ、洋服はイヴ・サン=ローラン、腕時計はグッチと混ざっています。お嬢さまの考えでは1つブランドにまとめるべきであると。はっきりとそう言ったわけではないのですが。顔の 2.5 倍はあるかと思われる、ヤマンバにセットしたヘアスタイルの、ずっと下に隠れている頭蓋骨の中で、お嬢さまは固くそのように決めておられるようでした。
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高校生のお嬢さまですら、ルイ・ヴィトンのバッグを腕にぶらさげて歩いている時代でございます。あのモノグラムが特徴的で、ぱっと見てわかるブランド品ですね。人気があります。ところでお嬢さま、そのバッグはどこで?これほどわかりやすいブランドですので、ニセモノとホンモノ、半々ぐらいではないでしょうか。市場に流れ込むルイ・ヴィトンの半分は、ニセモノだと思って間違いないかと。いやもっと多いだろうというご意見もあ
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ルイ・ヴィトンな長財布はゼッタイにホンモノ
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ルイ・ヴィトンの長財布はお嬢さまの誇り
学校の持ち物検査で、ルイ・ヴィトンの長財布を没収されたとき、「どこで盗んだ」と言われ、お嬢さまはマジ切れしたそうです。返せ 23万だばかやろー、と暴言を吐き、先生に殴られました。援助交際は犯罪であること。若いうちからラクして稼ぐことを覚えたらいけないこと。高校生にブランド品なんて百年早い、家で勉強でもしろと。「どうせニセモノだろうけど」、と最後に付け加えたものだから、お嬢さまは完全にイカレてしまい